greenpeace主催の国際海洋環境シンポジウム2008に参加しました。
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/susea/
自分はそもそも魚食べないのですが、一般的観点から海洋生態系と食に関する問題を当事者から聞く事が出来ました。
結論を先に言うと、
北欧やオセアニアなど、計画的な漁獲量などの取り決めが進められていて、海洋生態系の保護・回復に成果を見せている国が有るが、日本ではそれらの問題意識が役所に少なく法整備が遅れており機能していない。
よって、魚の量、種類数が大きく減っており、成魚も少なくなっている。
成魚が少ないから、価値が上がる前の体長であったり、第一回の産卵前の段階でも獲ってしまうので、つまり悪循環。
漁業関係者への補助金などの予算の使い方にも問題があり、
漁業従事者の数は戦後からずっと激減しており20年後には居なくなる可能性が有るとの事です。
また、魚を食べる方には重要事項となるかと存じますが、
養殖では、抗生物質を投与する為、安全性も問題になります。
現役漁師さんのお話で、「養殖マグロはマグロの形をしたイワシだ。」とも仰ってました。
養殖魚の危険性については、
『地球を貪り食う』でも紹介されています。
http://jp.youtube.com/watch?v=gmNSkdPgxNc
ご覧になってくださいね!
そして、科学的に把握した現状に即した計画性のある海洋保護区の整備、漁獲量の制定、実施を行なわないで、
今のままの状態で漁業を続けると、
2048年には漁業が出来なくなる。
また漁業において、
獲っていながら廃棄している量が多いなどの話しがありました。
環境保護、食糧事情、環境汚染による安全性などの理由からも、
野菜中心でも健康的に食生活を送れる事をもっと多くの方が知り、
実践される事が進む可能性と必要性を感じます。
*クラゲの大量発生の訳
トロール船により海底が”かくはん”される事に起因しているとの説明がありました。
*現状海洋保護区は0.7%でしかないとの事。
などの話しが上がりました。
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因みに以前、横浜市市長の中田宏さんは、
クジラ、イルカを”魚”と言い放っていました。
残念なことです。