高田馬場ビオバランスカフェで、
http://www.biobalancecafe.com/
クシのエデュケーショナルディレクター、パトリシオさんの講演と、
この御店のオーナーシェフの三浦聖貴さんの特別料理での食事会に参加しました。
パトリシオさんが35年前の子供の頃、お母さんがご病気によりマクロビを実践し始めて症状が改善されたという実体験から、欧米でマクロビがどのように広まったなど、具体的な実体験も交えお話されました。
やはり印象的なのが、米国で医者がさじを投げた病気(肝臓疾患)がマクロビの実践によって改善された事、
ハイソサイアティーを中心に広報することによって10年前頃よりマクロビが広まったんだそうです。
(因みにオバマ大統領大統領夫人がホワイトハウスで、有機野菜を栽培しているともお話になりました。)
欧米では、特にドイツが多いんだそうですが、(地域によってでしょうか、)マクロビアンが10%だったりするんだそうで!(一方日本ではまだ極僅か)日本で始まった食文化が聞いてはいましたが、本当に欧米でポピュラーに成ったんですね。
そして野菜中心の食が、健康的である事に留まらず環境などへの広がりもお話になられました。
パトリシオさんはご本国であるスペインで、”SHA”と言う、食とスパなどの要素もあるマクロビオティック・ウエルネス・クリニック
http://www.shawellnessclinic.com/
を今年4月開かれ、そこで、国外から集った有名シェフに、”野菜中心の食材でこんなに美味しいのか!”と絶賛されたそうです。
(その建物のが大きく、建設に3年掛かったとか。)
”SHA”では、地中海風とヒーリングをテーマにしたメニューのタイプがあるそうです。
ほか、
北欧は手の掛かる料理が少ない。
南欧食文化が豊か。
海草は、日本の他、スペインとフランスで料理に多く取り入れられている。
欧米の食べ物は重い。日本食は軽い。
などもお話されました。
そもそも多くの病気の要因は体に取り入れている食事に起因する部分が多いわけですから、
食事療法が効果を出すのは至極当たり前のことなんですね。
スペインの方が、日本の食文化を積極的に広報なさる、
このパトリシオさんは、
食・マクロビオティックが齎すことの重要さとその広がりから、
”使命感”でやって居られる方のように見受けられました。
そして、会場となった高田馬場のビオバランスカフェのシェフ、三浦さんの料理が凄かった。
2・3度行った事があるだけですが美味しかったのでおススメしていましたが、
今回はまた一際美味しかったです。作り方もお話なさいました。
全皿、どれも凄く美味しかったです。同席された方も、「これまでで一番美味しかった」と仰いました。
山手線、東西線とアクセスも良く普段の食事でもおススメですが、
この御店は、貸切などのイベントで料理をお願いするのが出来たら、さらに超おススメですね、マジです。
「前菜 ごぼうのテリーヌ 蓮根の味噌マスタードをのせて」
色々な食感、ときおりスパイスが効いてたりと色々な味が一皿で楽しめました。
「スープ 里芋のポタージュ」
抜群に美味しかったです。個人的には動物性を感じる風味が有りましたがそれを押してもとにかく美味しかった。
周りの皆さんも思わず「美味しい!」と言い放ってました。
「主菜 セイタンのブラウンシチュー & きのこのクリームパスタ」
パスタが頂けたのが嬉しかったですね、セイタンのブラウンシチューも濃厚で、
VEGAN食が味気ないなんてことは全く無い事を皆さんに知って欲しいです。
「デザート ドライフルーツとナッツの豆乳ムース フランボワーズソース」
野郎のくせに甘いものが好きで、自由が丘の「パティスリー・シンプルモダン・マクロビオティック」の時も驚きましたが、このデザートも全く負けてません。甘酸っぱいのがすきなのでドンピシャでした。
ナッツが入ってるのも良かったですね。
どの皿も多くの時間を掛けられた料理で、只々関心するばかり。
所謂マクロビというより、洋風とうか、オリジナルスタイルでしょうか。
菜食で無い方にも是非召し上がって欲しい、
多分皆さん「美味しい!」と言うだろうなぁと思ってしまいました。
で、これだけの料理は、確かに一品一品出して頂くのが良いですね。
私は野郎なので、普段は丼みたいにいっぺんにガッついていただけるのが良かったりしますが、
今日改めて(いや初めて?)、一皿づつ頂く事の良さ、意味合いを実感で知った気がします。